アソート

 プラモデル、TOY等が、小売店への出荷用に箱詰めされたもの。 

アクリルガッシュ

 本来は絵画用のアクリル絵の具。 隠蔽力が強く柔らかい色味が特徴。 フィギュアに使ったりする場合が多い。

アタリ

 工作を行うときにつけて置く目印。 たとえば、切断する際のラインなど。

油粘土

 幼稚園、小学校などでも使われる普通の粘土。 硬化しない。 シリコンで2面型を作る際に、原型を埋め込むために使用される。 また、中空のパーツをポリパテなどで作る際にも、スペーサーとして使われたりする。 

アルテコSSP-HG

 粉末の主剤に液体の硬化剤を混ぜることで硬化する、瞬着系パテ。 瞬着と同様、ほぼ全ての素材に強力に食いつく。 ソフビやレジンキットを作る際重宝する。 

アンダーゲート

 プラモデルのゲートがパーツの裏側に配された方式。 切断部だけメッキがはがれたりすることが無いので、物によっては効果的な方式。

一体成型

 パーツを分割しないで成型すること。 初期のガレージキットなどは、目を疑うほど一体成型(笑)。 ワンパーツのフィギュアなどもあった。

インスト

 インストラクションの略。 模型用語的には、組み立て説明書を指す。

インジェクションキット

 射出成型によって製造されたキット。 普通のプラモデルのこと。

隠蔽力

 上塗りする塗料の、下地を隠す力のこと。 どのくらい透けにくいかということ。

ヴィトレイルカラー

 フランス製の塗料。 本来はガラス、陶器などに着色するための塗料。 発色の良さ、光沢感から模型用としても注目され始めている。 が、完全乾燥までに3日間かかるのと、独特の匂い、粘つきで使いやすいとはいえない。

ウエザリング

 汚れ、さび、退色などを塗装等で再現し、実感を高めるための工作。

ウオーターライン

 船の模型で、水上に出てる部分だけを再現したモデル。 底面は平らになっており、そのまま飾れる。

ウオッシング

 主にエナメル塗料を、溶剤でめいっぱい薄め模型全体を洗うように塗りつける技術。 軽く拭き取ると使い込まれた雰囲気になるが、調子に乗ってやるとプラが犯されパキっといったりする。

薄め液

 各塗料用の溶剤のこと。

裏打ち

 キット改造時、肉厚以上に削り込みが必要な場合、事前に裏側にパテを盛ったり、プラ板を貼ったりして穴が空いてしまわないようにする工作。

ウレタンクリアー

 ポリエステルを主材とするウレタン樹脂形クリアー。 スプレーに入った一液式のものと、ビン入りの2液式(エアブラシにて吹き付け)の物がある。 塗膜は非常に強く、光沢感も素晴らしいが極めて有害な物質を含んでいるため、注意が必要。 用具の手入れもちょっとめんどくさい。

エアブラシ

 以前は高価な道具の代表格であった物。 エア圧によって塗料を吹き付ける道具。 スプレーと違いエア圧の調整がきき、調色した色の吹きつけも可能と利点は多い。 お値段は1万円から2万円くらいの物が主流。 ノズルのサイズ、カップのサイズ、シングル、ダブルトリガーアクションなど、様々なタイプの物がある。 長く模型を続けていくなら買っておいてソンは無い。 一本買うと、イロイロ欲しくなっちゃう道具。

エポキシ系ボンド

 2種の液剤混合することによって硬化する接着剤。 接着力は非常に強力で、曲げにも強い。 レジンキットを作る際は持っておいたほうが良い。 硬化時間は2分の物から30分程度の物まで様々。

エポキシパテ

 主材と硬化剤を等量練り合わせると、化学反応をおこし硬化するパテ。 硬化時間がやや長めで、粘土状の性質であるため、乾燥途中に形状を出していけるのが特徴です。 最近では硬化時間が大幅に短縮された物も発売され、用途によっていろいろ選べるようになりました。 種類によって、完全硬化後に削りやすい物、ほぼ削れない物などあるので、いろいろ使ってみるといいでしょう。

A.F.V

 「armored fighting vehicle」の略。 戦車、装甲車などの総称。

ABS樹脂

 アクリルブチルスチレン樹脂。 プラスティックより柔軟性があり衝撃に強い。 モデルガンなどに使用されてきたが、近年キャラクターモデルのフレーム、関節部分などにも使われるようになってきている。 削ると焦げ臭い。 接着には専用の物が必要。

エッジ

 パーツのヘリ、ふち。 ハッキリして無いとメリハリが無くかっちょ悪い。 反面、つけすぎるとちょっとおもちゃ臭かったりする。 技術の差がでやすい部分。

エッチングノコ

 エッチング製のとても薄いノコ。 切り代が1mm以下に出来るので正確な作業向き。 力を入れすぎたりすると簡単に折れ曲がっちゃいます。 また、カッターホルダーに入れられるタイプのものもあります。

エッチングパーツ

 主に、銅、真鍮製の薄い板状パーツ。  

塩ビ

 塩化ビニール樹脂の略。 可塑剤の量で硬さを調整できるため日用品にも広く使用されている。 食玩などに多用されているほか、ソフトビニールも塩ビの一種。

塩ビ板

 塩化ビニール製の板。 透明プラ板は熱加工が出来ないため、ヒートプレス、バキュームフォームで透明パーツを作る場合、こちらが用いられる。 大体プラ板と同じような厚さのものが揃っている。

オートカラー

 GSI製のラッカー系スプレー塗料。 実車の色を再現すべく作られているので、変わった色味の物が多い。 また、スプレー缶も変わったサイズ。 色数は20色程度。

型取り

 複製を取るためのゴム型を作る作業。

カッター

 ま、カッターですわ。 ゲート跡の処理や、プラ板切断などに使います。 百均で売ってるもので充分。

カッターノコ

 プラパーツの切断に使用する精密のこぎり。 幅詰め、幅増しなどの前段階で使用することが多い。 切り口は綺麗だが、なれないとナカナカ真っ直ぐ切れなかったりします。

カッティングマット

 台に傷をつけないためにひく、ゴム(様々な素材のものがある)製マット

金型

 インジェクションキット、ソフトビニールキット生産に使われる、金属製の型。

KANETAKA

 人名。 読み方は「かねたか」。 函館モデルコミュニティ所属。 ミクロマンの改造が得意。 TOY関係に強い。 人当たりの柔らかい好人物。

カブリ

 塗膜が白っぽく曇り、光沢感が薄れること。 空気中の水分を塗料が巻き込むために起こる。 湿度の高いときはなるべく塗装は避けた方が良い。

紙やすり

 主に仕上げ時に使う紙状のやすり。 単純にペーパーと呼ばれることが多い。 田宮製のフィニッシングペーパーが有名。 普通400番から1000番程度までをよく使います。

仮組み

 本番の組み立て前、仮にパーツを合わせてみること。 現在はスナップ式キットが多いので容易だが、以前はマスキングテープで止めるなどしていた。 工程を知る、また、全体的なバランスを知り、改修点を見極めるのに有効。 

ガレージキット

 マニアが個人で製作した立体物を仲間に配るべく(レジンとか臭いし)車庫で複製をとったことが名前の由来。 販売数が見込めないため、大手から発売されない物を商品化したもの。 …だったはずだが、現在は結構広義で使われる。 売れてる物もあるし、人気があるけどガレージキットでしか出ないなんて物もある。 多くはレジンやソフビ、メタル製。 プラモデルに比べて非常に高価。

簡易インジェクション

 通常インジェクションキットの金型には鋼鉄やベリリウムカッパーが使用されるが、加工がしやすいゴムやアルミで金型を作り、キットを製造する方法。精度が出なかったり、型の寿命が極端に短かったりする。 通常の金型より安価なので、少量販売を見込んだキットなどに用いられる製法。

ガンダムマーカー

 GSI製。 近年着実に伸びてきている、ペンタイプの塗料。 特殊水性インク使用の物と、油性の物がある。 メッキシルバーなど面白い色味の物があり、初心者用と流せない存在になってきている。

気泡

 液体、固体中の空気の泡。 レジンキット製造時に、混入した空気が抜けきらないままレジンが硬化し、表面に欠損として現れたりしたもの。 処理がめんどくさい。 

ギミック

 仕掛け。 模型的には、例えばライトの点灯だったりを指す。

クリアーパーツ

 無色、あるいはクリアーカラー(クリアレッドの回転灯カバーなど)で成型された透明部品。 傷ついたら、消すのが厄介。 瞬間接着剤を使うと白化するので接着も面倒。 

クリップ(センタクバサミ)

 塗装し終わったパーツを固定しておいたり、接着中のパーツを押さえておいたりするのに使います。 数持ってるとかなり便利です。

クリーチャー

 怪物のこと。 主に人間に近いフォルムのものを指すことが多い。 

グロス


 塗装面にツヤのある状態のこと。 つやの無い物はフラット、マットと呼ばれる。

ケガキ針

 模型表面のスジ彫り追加、彫り直しなどに使う工具。 ナカナカ上手に使えない工具の一つ。

ゲート

 ランナーとパーツをつないでいる細い部分のこと。 切り出したあと、処理が必要。 

原型

 複製の際に元となる立体。 原型を製作する人は原型師と呼ばれる。

硬化剤

 主剤に混ぜることによって化学変化をおこさせる、いわば触媒。 普通は硬化を始めさせるための物(ポリパテ、レジン、シリコン等)。 

コーティング

 表面を異種素材の層で覆うこと。 模型的には塗面をクリアー層で覆う「クリアーコート」がよく行われる。

コールドキャスト

レジンに石膏を混ぜた素材。 ポリストーンとも呼ばれている。 特に完成品フィギュアなどに多く使用されている。

混色

 色を混ぜること。 やり始めるときりが無い。 大量に作っておかないと、塗装中に切れた時大変。

コンパーチブルキット

 パーツの一部が、2種類以上の選択式になっており、好きな方で組み立てられるキット。 略称はコンパチ。

コンパウンド

 模型の表面を磨く研磨剤。 細かい傷を消し、光沢を増す働きがある。 液状、ペースト状のものがあり、番手も様々。

コンプレッサー

 モーターでエアを圧縮、ハンドピースへと送る機械。 お値段は1万円から10万円以上と、模型の工具の中ではかなり高価なものの部類。 エア缶に比べてエア圧が安定しているため、できれば早めに手に入れておきたい道具。 磁力駆動ピストンのものが静かで良い感じ。