1/24・ベルゼルガ製作記。
90年代中ごろ、MaxFactoryさんから発売されていた、1/24・ソフトビニール製キット「BERSERGA ATH-Q64」です。
■キットデータ |
・装甲騎兵ボトムズシリーズ No.4 ・全高219mm ・ソフトビニール製パーツ66点 ・キャストパーツ3点 ・発売時の価格 6800円(多分。 手持ちの箱にはそのお値段が貼られている) |
それでは製作です。 お鍋で全部のパーツを煮ました後、湯工を切り、仮組みします。
細い棒状のパーツ、薄いパーツなどは、プラ材・金属線などに置き換えてあります。 |
アーマー部分は、パーツを切り出すと裏側が開いてしまいますので、プラ板にて蓋をしてあります。 最初はエポキシパテで埋めていたのですが、剥離が発生したため、プラ板・瞬着系材料での処理に変更しました。 数箇所ビス止めしてありますのは、接着強度を増すためです。 仮組みなどを行う際、ソフビの弾力を利用してのはめ込みとなりますので、接合部分に案外力がかかります。 そのままでもまず外れることは無いと思うのですが、念のために補強しておきました。 |
脛から下の部分には、経年による形状変化、また安定性確保のため、レジンキャストを流し込んであります。 本来ならもう少し安い材料(石膏等)を使ってもいいのですが、たまたま使用限度が来そうなレジンが手持ちでありましたので、コチラを使用しています。 注型する際、パーツ接合用の真鍮線(下端を曲げてある)も入れてあります。 この方法ですと、まず抜けることは無いでしょう。 |
型表面処理は画像のような状態で終えています。 ソフトビニール材質の性質上、コレ以上の状態にしようとしますと、途端に作業量が跳ね上がります。 (パーツを冷やしながらペーパーをあてるなど) 今回はモノがATですし、最終的につや消し仕上げになると決まっておりましたので、ペーパーの番手で言いますと600番で終了しています。 サーフェイサーはGSIの1000番にメタルプライマーを混ぜたものを、0.5mm径のエアブラシにて吹き付けました。 下地の黒塗装はフィニッシャーズのピュアブラックを使用しております。 また、デカールは10年ほど前に購入した、コトブキヤさんんの物を使っております。 |
以上のような工程を経まして、完成となりました。 購入から10年ほど経っておりますので、何しろ完成してよかったです。
その他の画像はコチラから。
■塗装データ |
・下地 GSIのビン入りサーフェイサー1000番とメタルプライマーを混合。 ・下塗り黒 フィニッシャーズのピュアブラック。 ・本体紫 ダークグレーをベースにガイアノーツの純色パープルを混入。 その後赤・青・黒で微調整。 ・本体白 Mrカラー311番のグレーに極少量の青。 ・金色部分 フィニッシャーズの青金 ・メカ部分黒鉄色 フィニッシャーズのライトガンメタル。 ・基本塗装終了後、エナメルの黒と茶色でそれぞれ一度ずつウォッシング。 ・ビスのようなモールドの一部は、アクセントとして銀で塗ってあります。 |